研究作品メイキング3。 [研究発表会]
研究作品メイキング3「鳥かごを作る・流血」篇です。流血…?の疑問は後ほど。
メイキング2では私のドジ具合と適当人間ぷりを披露してしまったわけですが、心配のコメントありがとうございました…><!気をつけます!右手と左手人差し指以外、時には足(!)を駆使して制作具合はいよいよクライマックス(???)な感じに来ています!
そんなこんなで怪我したての段階で、初めてのワイヤークラフト。鳥かご作りにチャレンジ!用意したのはこちらの細め白ワイヤーとラジオペンチ。
因みにワイヤークラフト用のワイヤー(こちら)という物がこの世には存在していたらしいのですが…この時の私は知るよりもなく、ホームセンターから普通の固いワイヤーを買って来ました。ただでさえ初めてかつ手が不自由なのに、曲げるのに一苦労なワイヤーでチャレンジしたという…無知の悲劇です。
ラジオペンチも安いと思って写真のを買って来ましたが、もしこれから購入予定がある方は、是非持ち手がゴムだかで保護されている、滑り止め効果のある物を購入する事をお勧めします。やっている最中滑って無駄にワイヤーを曲げてがっかりする事件が、しょっちゅう起きます(真顔)
そんなダメな感じの道具と素材の揃え方をして(この時点ではベストと思っているわけですが)、制作開始!
※ここから先の制作は、作品が完成するまで全て左手の人差し指は使用不能。 寧ろ左手は殆ど添える程度の状態で制作しています。
まずはキャンドルと前回作ったバラの輪が入る、鳥かごの底の大きさを決める事に。
あ、分かりやすいように鳥かごイメージを貼りましたが、今描いて写メった物です。制作段階ではイメージ図とか描きませんでした。全て私の脳内でイメージ化して制作を進めています(…)で、この底部分に調度良い感じの…
きょろきょろ
良いのがありました!
愛用しているナノーチェ(フェイスパウダー)のケースがベストサイズでした。
本来ならサイズをはかり、コンパスを(以下略←)
と、言う訳でワイヤーをこのケースの側面に巻きつけ、形が崩れないように&キャンドルを乗せる為のバッテンを底へ作りました。ワイヤーは写真の通り円形にまとめられ売られているので、無理に形を作らずこのカーブを活かして少しずつ形を整えた方がきれいにできるっぽいです。
あ、ワイヤーの基本的な止め方はこちらのサイトを参考にさせて頂きました→こちら
しかしワイヤークラフト難しい!固いし!ワイヤークラフトをしている方は女性が多いイメージがあるのですが、世の女性の方々はこんなに固いワイヤーを曲げ伸ばししてあんな繊細な細工を作っているのか、何か指先トレーニングでもしているのだろうか…と思いながら必死です。
途中指と爪の間にワイヤーをつき刺し
ぎゃーーーーー!!
となったのが3度程…流血ワイヤークラフトです。何かこんな拷問ありましたよね!?まさに血と涙の結晶的な研究作品になりつつあります…。
後にこんなにワイヤーの固さに四苦八苦しているのは、単に私が間違ったワイヤーを使って作っているからという事が分かるわけですが(…)
で、気を取り直して底が出来た後は側面の縦のライン作り。ここです。
これ位かなという長さのワイヤーを一本切り取った後、そのワイヤーに合わせて計4本、ワイヤーを準備しました。その後一本を先程作った底へくくりつけ、こんな感じかなというカーブをつけながら反対側の端もくくりつけ、アーチを1つ作ります。
その後バッテンになるようもう一本も取り付け、その2本の間へ残りの2本もくくりつけていきます。こんな感じ。
全部とりつけ終わったら、縦ラインのずれ防止&つりさげ部分を作るため、全ての縦ラインワイヤーが重なっているてっぺん中央をワイヤーでくくり、輪っかを作りました。そして今回はキャンドルの取り出しが楽なように鳥かごの扉部分を開けっ放し状態にし、扉をつけない方向で行く事にした為、縦ラインの一本を途中でパキッと切断!
ここで一応バラとキャンドルを入れてみてサイズチェック。よし、大丈夫!←
切った部分が飛び出したままにならないよう&鳥かごの補強のため、鳥かごの縦のラインへ輪っかを作ってかぽっと入れ、くくりつけました。ここです。
これで鳥かご完成!!そしてこの時点での完成写真がないというオチ(!)
もう左手が痛くてしょうがなくて頭から抜けていたという。
そんなぐだぐだ具合です(ちーん)
そんなこんなで長くなりましたが、今回はもう一段階先へ進みます。
本来ならこの後はいよいよリヴ制作に入る予定だったのですが、上の写真を見てもらっても分かるように、どうもバラの輪っかが寂しい!本当はこの輪っかに葉っぱもつくはずだったのに、イメージがどうも違ったのでつけませんでした。しかし、やっぱり葉っぱも欲しい!
で、再度脳内でイメージ化作業開始!ああいう葉っぱがいいだろうか、こういう葉っぱが良いだろうか。寧ろもっといろいろ植物とか付け加えると良いんだろうか…とぐるぐる考えた結果、「ツタだ!!」という結果に。
ツタを制作するという、初心者で怪我人の癖に自分へ無茶ぶりし始めました。
心の隅で「いや、ここはツタを入れるとしたら造花だろう。今すぐジオラマ材料サイトでツタを購入すべきだろう」というもう一人の私からのつっこみがありましたが、あくまでも「造花を買うのは最終手段」!と、自分に言い聞かせ、取りあえず作ってみる事に。
バラに合わせて作るという事は、勿論例の乾くのが激早のハーティーを使う事になる訳ですが…まずは試しに全てハーティーのツタを作ってみました。緑色の粘土をひたすら切れないように細長く伸ばし、(乾いたら1つ1つボンドでつけないといけなくなるため)即座に米粒のような形に丸めた葉の部分になる粘土をつぶし、先程伸ばした粘土へツタっぽくガンガンくっつけていってみたところ…
これはダメだ。
茎部分が細いだけにもろくなるのもありますが、葉っぱが雑すぎる。
雑な私が雑すぎると思う程雑すぎる。作って即効却下。
次に考えたのが、フラワー用ワイヤーグリーン線NO22の先にボンドをつけ、ハーティーで作った葉っぱを乾く前にフラワーワイヤーにくっつけた物を沢山作り↓
それをぐりぐりねじりながら途中葉っぱをところどころ出したりして、フローラルテープでほつれないようにくくっていく方法。
因みにフラワー用ワイヤーグリーン線NO22とフローラルテープはこちら↓
フラワー用ワイヤーは細い曲げ易いワイヤーに緑色の紙テープが巻きつけられている物、フローラルテープは粘着性のある紙テープです。
「お、これ良いんじゃないか!?」と思いながらこつこつ葉っぱを作っていた訳ですが。途中、ふと脳内でイメージされました。「これ、全部まとめてねじねじしたら、ぶっといツタになるんじゃないか!?」
………絶対なる。
ジャックと豆の木じゃないんだから…
ダメだ、この方法もダメだ…と途中まで作ったものの却下。
うわぁ…どうしよう。ツタの手作りは今の私には諦めるしかないのか?買うしかないのか?と暫く脳内でもんもんしていたところ、ふと失敗作1と失敗作2を足して二で割ればいんじゃないか!?とひらめきました。
フラワーワイヤー一本をバラに巻きつけて葉っぱをボンドくっつけて、それから一本フラワーワイヤーを出して、そのまま鳥かごに巻きつける。それに更に葉っぱをボンドで一枚一枚付けて行く。
おお、ボンドでつけるの面倒だけど(…)これが最も繊細かつ丈夫に出来そう!
しかしここで大きな問題が。
葉っぱが50枚程欲しい。
5~7ミリサイズの葉脈あり葉っぱを50枚作ることを思うと気が遠くなりました。どうする、作る?いや、作るだろう。その為ここまでやってきたんだろう。で、どうする。どう作ると最も時間をかけずに作れる?と脳内一人会議。
ふと、いろいろ粘土細工について調べている間に見つけた「複製用型」という文字を思い出しました。ミニチュアの鯛焼きの鉄板みたいのに粘土を押し込む事により、同じ形を複製できるという物です(こんな感じの)あれだ。あれしかない。
でも、それを今から注文して、届くまでの時間がもったいない&イメージ通りかが問題でした。
ダメだ、時間がもったいないし賭けに近い。何か良い方法は無いのかー…今まで調べた粘土細工サイトの内容を思い出して行きました。そして…
ブルーミックス!!!!
ブルーミックスとは、白と青の粘土のような物を練り合わせると凄いスピードで硬化するシリコンで、それが固まる前に型を取りたい物を押しつけておくと、その形がキレイに取れるという便利アイテムです。これしかない!
急いで近くの画材屋さんへ行くと、ありました!やったー!
救世主なブルーミックスはこちら。
勿論ブルーミックスを使うのは初めてです。説明書を読んでみると、白と青を45秒以内に練り合わせる→混ぜてから1分45秒で硬化開始→30分で完成の流れ。これもハーティー同様、素早い作業を求められています。迷いは禁物です。
迷いを捨てる為には、下準備が大事。
型は本物の植物2種と、プラスチック製の造花の葉っぱを拝借し、それを好みの形にハサミでちょきちょき切って、アイビー型とぎざぎざ型を準備しました。
いよいよ作業開始!
まずは白と青を1:1の量(大体)を別々の手袋で取って準備。その直後、
「45秒で準備しな!」
思わずラピュタのドーラの声が脳内に響きました。本家は40秒ですが。説明書きにはビニール手袋着用と書いてあったものの、何が悪いのかブルーミックスが手袋にべたべたにつきまくって練るどころではなかったので、脳内で
「もたもたするんじゃないよ!!」
というドーラの声が再び聞こえ、手袋をはずし素手で練り始めました(だめ)
そしてそれをラップの上に置き、軽く手のひらで平らにした後、用意していた葉っぱをむにっと押しつけ、作業終了!!
用意している物を押しつけるだけの作業なので、短時間で固まるといえハーティー程のわたわた感はありませんでした(笑)
あ、白と青がちょっとでも混ざると固まってしまうらしいので、容器から取る時はそれぞれ違うスプーンや手で取った方が良いと思います。次に蓋をあけた時かちんかちんに固まっていて使えなくなっていると悲しいので。
さて、30分経過しました!葉っぱをそーっと剥がすと…
無事型の完成です!わーい!
本物の葉っぱは厚みが無い上、あまり押しつけるとつぶれてしまいそうだったので、溝が浅くなってしまいました。使うのはプラスチックの方に決定!バラとどちらが合うか脳内イメージしたところ、アイビーの方だったので、アイビー型を使う事に。
いよいよ型どりです!
ハーティーを好みの色に調整した後、むにっと型に押し付けました。
ここで今制作初の定規登場!!
勿論サイズを測るためではありませんが。
そしてくいっと剥がすと…
葉っぱができたー!!
これを3個作っては乾かない内に周りの余計な部分をハサミで切る!を繰り返し…
葉っぱを50枚以上量産しました!!やったー!!ばんざーい!
完全に乾いたところで、今度はフラワーワイヤーを一本バラの輪っかへくるっと巻きつけ、接合部分を一本上へ伸ばして置きます。そしてバランスを見ながらピンセットで1つずつ葉っぱを取り、ボンドをつけバランスを見ながらこつこつフラワーワイヤーへくっつけ作業。
こんな感じになりました!
諦めないで良かった!寂しさも無くなりました^^
で、写真の左側に見えている、先程伸ばして置いた一本に、もう一本適当な長さに切ったフラワーワイヤーを添え、重なっている部分をフローラテープでぐるっと巻き接合!途中で枝分かれさせながら鳥かごへ巻きつけていきました。
で、鳥かごへ巻きつけた部分へも一枚ずつ葉っぱをボンドへくっつけていき、ツタ部分完成!こんな感じになりました。
これでバラの輪っか部分は鳥かごへくっつけられました。後戻りはできません。
本当は全体図を出そうと思っていたのですが、後はリヴを合わせて仕上げもろもろするだけでほぼ見た目的には完成状態になるので、あえて今回は載せない事にします。
今回は長くなってしまいすみませんでしたが、ここまで読んで下さった方ありがとうございます!次回はいよいよクライマックス、リヴを作ります!
次回予告「呪いのカラス襲来」篇
…あ…後はリヴを合わせて仕上げもろもろするだけ!と書きましたが、リヴを作るのがものすごく大変だったというのは、言うまでもありません(ちーん)
メイキング2では私のドジ具合と適当人間ぷりを披露してしまったわけですが、心配のコメントありがとうございました…><!気をつけます!右手と左手人差し指以外、時には足(!)を駆使して制作具合はいよいよクライマックス(???)な感じに来ています!
そんなこんなで怪我したての段階で、初めてのワイヤークラフト。鳥かご作りにチャレンジ!用意したのはこちらの細め白ワイヤーとラジオペンチ。
因みにワイヤークラフト用のワイヤー(こちら)という物がこの世には存在していたらしいのですが…この時の私は知るよりもなく、ホームセンターから普通の固いワイヤーを買って来ました。ただでさえ初めてかつ手が不自由なのに、曲げるのに一苦労なワイヤーでチャレンジしたという…無知の悲劇です。
ラジオペンチも安いと思って写真のを買って来ましたが、もしこれから購入予定がある方は、是非持ち手がゴムだかで保護されている、滑り止め効果のある物を購入する事をお勧めします。やっている最中滑って無駄にワイヤーを曲げてがっかりする事件が、しょっちゅう起きます(真顔)
そんなダメな感じの道具と素材の揃え方をして(この時点ではベストと思っているわけですが)、制作開始!
※ここから先の制作は、作品が完成するまで全て左手の人差し指は使用不能。 寧ろ左手は殆ど添える程度の状態で制作しています。
まずはキャンドルと前回作ったバラの輪が入る、鳥かごの底の大きさを決める事に。
あ、分かりやすいように鳥かごイメージを貼りましたが、今描いて写メった物です。制作段階ではイメージ図とか描きませんでした。全て私の脳内でイメージ化して制作を進めています(…)で、この底部分に調度良い感じの…
きょろきょろ
良いのがありました!
愛用しているナノーチェ(フェイスパウダー)のケースがベストサイズでした。
本来ならサイズをはかり、コンパスを(以下略←)
と、言う訳でワイヤーをこのケースの側面に巻きつけ、形が崩れないように&キャンドルを乗せる為のバッテンを底へ作りました。ワイヤーは写真の通り円形にまとめられ売られているので、無理に形を作らずこのカーブを活かして少しずつ形を整えた方がきれいにできるっぽいです。
あ、ワイヤーの基本的な止め方はこちらのサイトを参考にさせて頂きました→こちら
しかしワイヤークラフト難しい!固いし!ワイヤークラフトをしている方は女性が多いイメージがあるのですが、世の女性の方々はこんなに固いワイヤーを曲げ伸ばししてあんな繊細な細工を作っているのか、何か指先トレーニングでもしているのだろうか…と思いながら必死です。
途中指と爪の間にワイヤーをつき刺し
ぎゃーーーーー!!
となったのが3度程…流血ワイヤークラフトです。何かこんな拷問ありましたよね!?まさに血と涙の結晶的な研究作品になりつつあります…。
後にこんなにワイヤーの固さに四苦八苦しているのは、単に私が間違ったワイヤーを使って作っているからという事が分かるわけですが(…)
で、気を取り直して底が出来た後は側面の縦のライン作り。ここです。
これ位かなという長さのワイヤーを一本切り取った後、そのワイヤーに合わせて計4本、ワイヤーを準備しました。その後一本を先程作った底へくくりつけ、こんな感じかなというカーブをつけながら反対側の端もくくりつけ、アーチを1つ作ります。
その後バッテンになるようもう一本も取り付け、その2本の間へ残りの2本もくくりつけていきます。こんな感じ。
全部とりつけ終わったら、縦ラインのずれ防止&つりさげ部分を作るため、全ての縦ラインワイヤーが重なっているてっぺん中央をワイヤーでくくり、輪っかを作りました。そして今回はキャンドルの取り出しが楽なように鳥かごの扉部分を開けっ放し状態にし、扉をつけない方向で行く事にした為、縦ラインの一本を途中でパキッと切断!
ここで一応バラとキャンドルを入れてみてサイズチェック。よし、大丈夫!←
切った部分が飛び出したままにならないよう&鳥かごの補強のため、鳥かごの縦のラインへ輪っかを作ってかぽっと入れ、くくりつけました。ここです。
これで鳥かご完成!!そしてこの時点での完成写真がないというオチ(!)
もう左手が痛くてしょうがなくて頭から抜けていたという。
そんなぐだぐだ具合です(ちーん)
そんなこんなで長くなりましたが、今回はもう一段階先へ進みます。
本来ならこの後はいよいよリヴ制作に入る予定だったのですが、上の写真を見てもらっても分かるように、どうもバラの輪っかが寂しい!本当はこの輪っかに葉っぱもつくはずだったのに、イメージがどうも違ったのでつけませんでした。しかし、やっぱり葉っぱも欲しい!
で、再度脳内でイメージ化作業開始!ああいう葉っぱがいいだろうか、こういう葉っぱが良いだろうか。寧ろもっといろいろ植物とか付け加えると良いんだろうか…とぐるぐる考えた結果、「ツタだ!!」という結果に。
ツタを制作するという、初心者で怪我人の癖に自分へ無茶ぶりし始めました。
心の隅で「いや、ここはツタを入れるとしたら造花だろう。今すぐジオラマ材料サイトでツタを購入すべきだろう」というもう一人の私からのつっこみがありましたが、あくまでも「造花を買うのは最終手段」!と、自分に言い聞かせ、取りあえず作ってみる事に。
バラに合わせて作るという事は、勿論例の乾くのが激早のハーティーを使う事になる訳ですが…まずは試しに全てハーティーのツタを作ってみました。緑色の粘土をひたすら切れないように細長く伸ばし、(乾いたら1つ1つボンドでつけないといけなくなるため)即座に米粒のような形に丸めた葉の部分になる粘土をつぶし、先程伸ばした粘土へツタっぽくガンガンくっつけていってみたところ…
これはダメだ。
茎部分が細いだけにもろくなるのもありますが、葉っぱが雑すぎる。
雑な私が雑すぎると思う程雑すぎる。作って即効却下。
次に考えたのが、フラワー用ワイヤーグリーン線NO22の先にボンドをつけ、ハーティーで作った葉っぱを乾く前にフラワーワイヤーにくっつけた物を沢山作り↓
それをぐりぐりねじりながら途中葉っぱをところどころ出したりして、フローラルテープでほつれないようにくくっていく方法。
因みにフラワー用ワイヤーグリーン線NO22とフローラルテープはこちら↓
フラワー用ワイヤーは細い曲げ易いワイヤーに緑色の紙テープが巻きつけられている物、フローラルテープは粘着性のある紙テープです。
「お、これ良いんじゃないか!?」と思いながらこつこつ葉っぱを作っていた訳ですが。途中、ふと脳内でイメージされました。「これ、全部まとめてねじねじしたら、ぶっといツタになるんじゃないか!?」
………絶対なる。
ジャックと豆の木じゃないんだから…
ダメだ、この方法もダメだ…と途中まで作ったものの却下。
うわぁ…どうしよう。ツタの手作りは今の私には諦めるしかないのか?買うしかないのか?と暫く脳内でもんもんしていたところ、ふと失敗作1と失敗作2を足して二で割ればいんじゃないか!?とひらめきました。
フラワーワイヤー一本をバラに巻きつけて葉っぱをボンドくっつけて、それから一本フラワーワイヤーを出して、そのまま鳥かごに巻きつける。それに更に葉っぱをボンドで一枚一枚付けて行く。
おお、ボンドでつけるの面倒だけど(…)これが最も繊細かつ丈夫に出来そう!
しかしここで大きな問題が。
葉っぱが50枚程欲しい。
5~7ミリサイズの葉脈あり葉っぱを50枚作ることを思うと気が遠くなりました。どうする、作る?いや、作るだろう。その為ここまでやってきたんだろう。で、どうする。どう作ると最も時間をかけずに作れる?と脳内一人会議。
ふと、いろいろ粘土細工について調べている間に見つけた「複製用型」という文字を思い出しました。ミニチュアの鯛焼きの鉄板みたいのに粘土を押し込む事により、同じ形を複製できるという物です(こんな感じの)あれだ。あれしかない。
でも、それを今から注文して、届くまでの時間がもったいない&イメージ通りかが問題でした。
ダメだ、時間がもったいないし賭けに近い。何か良い方法は無いのかー…今まで調べた粘土細工サイトの内容を思い出して行きました。そして…
ブルーミックス!!!!
ブルーミックスとは、白と青の粘土のような物を練り合わせると凄いスピードで硬化するシリコンで、それが固まる前に型を取りたい物を押しつけておくと、その形がキレイに取れるという便利アイテムです。これしかない!
急いで近くの画材屋さんへ行くと、ありました!やったー!
救世主なブルーミックスはこちら。
勿論ブルーミックスを使うのは初めてです。説明書を読んでみると、白と青を45秒以内に練り合わせる→混ぜてから1分45秒で硬化開始→30分で完成の流れ。これもハーティー同様、素早い作業を求められています。迷いは禁物です。
迷いを捨てる為には、下準備が大事。
型は本物の植物2種と、プラスチック製の造花の葉っぱを拝借し、それを好みの形にハサミでちょきちょき切って、アイビー型とぎざぎざ型を準備しました。
いよいよ作業開始!
まずは白と青を1:1の量(大体)を別々の手袋で取って準備。その直後、
「45秒で準備しな!」
思わずラピュタのドーラの声が脳内に響きました。本家は40秒ですが。説明書きにはビニール手袋着用と書いてあったものの、何が悪いのかブルーミックスが手袋にべたべたにつきまくって練るどころではなかったので、脳内で
「もたもたするんじゃないよ!!」
というドーラの声が再び聞こえ、手袋をはずし素手で練り始めました(だめ)
そしてそれをラップの上に置き、軽く手のひらで平らにした後、用意していた葉っぱをむにっと押しつけ、作業終了!!
用意している物を押しつけるだけの作業なので、短時間で固まるといえハーティー程のわたわた感はありませんでした(笑)
あ、白と青がちょっとでも混ざると固まってしまうらしいので、容器から取る時はそれぞれ違うスプーンや手で取った方が良いと思います。次に蓋をあけた時かちんかちんに固まっていて使えなくなっていると悲しいので。
さて、30分経過しました!葉っぱをそーっと剥がすと…
無事型の完成です!わーい!
本物の葉っぱは厚みが無い上、あまり押しつけるとつぶれてしまいそうだったので、溝が浅くなってしまいました。使うのはプラスチックの方に決定!バラとどちらが合うか脳内イメージしたところ、アイビーの方だったので、アイビー型を使う事に。
いよいよ型どりです!
ハーティーを好みの色に調整した後、むにっと型に押し付けました。
ここで今制作初の定規登場!!
勿論サイズを測るためではありませんが。
そしてくいっと剥がすと…
葉っぱができたー!!
これを3個作っては乾かない内に周りの余計な部分をハサミで切る!を繰り返し…
葉っぱを50枚以上量産しました!!やったー!!ばんざーい!
完全に乾いたところで、今度はフラワーワイヤーを一本バラの輪っかへくるっと巻きつけ、接合部分を一本上へ伸ばして置きます。そしてバランスを見ながらピンセットで1つずつ葉っぱを取り、ボンドをつけバランスを見ながらこつこつフラワーワイヤーへくっつけ作業。
こんな感じになりました!
諦めないで良かった!寂しさも無くなりました^^
で、写真の左側に見えている、先程伸ばして置いた一本に、もう一本適当な長さに切ったフラワーワイヤーを添え、重なっている部分をフローラテープでぐるっと巻き接合!途中で枝分かれさせながら鳥かごへ巻きつけていきました。
で、鳥かごへ巻きつけた部分へも一枚ずつ葉っぱをボンドへくっつけていき、ツタ部分完成!こんな感じになりました。
これでバラの輪っか部分は鳥かごへくっつけられました。後戻りはできません。
本当は全体図を出そうと思っていたのですが、後はリヴを合わせて仕上げもろもろするだけでほぼ見た目的には完成状態になるので、あえて今回は載せない事にします。
今回は長くなってしまいすみませんでしたが、ここまで読んで下さった方ありがとうございます!次回はいよいよクライマックス、リヴを作ります!
次回予告「呪いのカラス襲来」篇
…あ…後はリヴを合わせて仕上げもろもろするだけ!と書きましたが、リヴを作るのがものすごく大変だったというのは、言うまでもありません(ちーん)
こんにちは。
ととととりかご!手作り!可愛い!ということで、唐突ながら失礼させて頂きました//
籠の下がフェイスパウダーの――ということは、中の物はmm単位でしすね。とっても細かいのに、出来上がったブーケが綺麗でびっくりです。
といいますか、葉っぱを50枚の時点で尊敬……ぶるぶる←
しかし、怪我はお大事にです><;
ではではお邪魔しました。
by しう (2011-07-25 19:12)
きゃー、針金が刺さっていたんですね。
それはさぞ痛かったでしょう…(泣)
それでも作り続けるコバヤさんに拍手。
葉っぱもすごく可愛いです、薔薇が豪華に^ヮ^
完成までもうすこしですね。
次回予告のカラスがすごく気になりますが更新お待ちしています~。
by 蒼埜 (2011-07-26 00:29)